庭の常葉(ときわ)の日記

三重県亀山市を中心に活動している庭師です。剪定、草刈り、各種施工、お気軽にご相談ください。

ひとり新茶祭り

 

庭の楽しみかたは人それぞれです、我が家の仕事も古風な松の木の剪定以外にも、草刈などの仕事もさせて頂いています、掃除はお客さんと一緒に作業するところもあり、本当に人それぞれです。

 

 

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この時期の我が家の庭の楽しみというと、庭で採れる野苺や、三つ葉のおひたしや、フキの葉の佃煮があります。そして、庭の剪定作業の中にあるお茶の木まさしく緑茶の木です。以前から気になっていたのですが今回鮮やかな新芽の誘惑に負けて、剪定作業を中断して緑茶つくりに挑戦してみました。

 

 

 

まず、新芽を三芽(三枚)ほどで摘みます、柔らかいので指だけで簡単に摘めます。みどりを見ながらの作業は思いのほか楽しくあっと言う間にザル一杯になりました。

 

 

 

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そして本番はここから、一度蒸しあげてから搾り、そして煎る、そして搾る、を10回ほど繰り返します。予備知識では根気のいるのはちまちまと摘み取りの作業かと思っていたのですが、予想以上にこの煎って搾るというのが重労働、弱火で焦げないように10回も煎らないといけないうえに、搾るのにも握力がいります。

 

  

 

しかし、最初は青臭い匂いだった葉っぱも、しだいに良く香る緑茶の香りに変わってきます、そうなると、気分は新茶祭り、重労働も楽しい気持ちで乗り切りました。

 

 

 

そして、出来上がりの茶葉です。

 

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最初のザルから写真のお皿二杯分になりました。見た目はもはや市販の茶葉と変わりありません(自称)。しかし国産手摘みの無農薬の新茶という気分だけは高級茶葉を味わえます。

 
味の方はやや薄めですが、香りは一級といった感じでしょうか、やや中国茶に近いそうです(他称)なにより手づくりの満足感と出来上がりまでのワクワク感は格別です。

 

 

 

しかしながら、我が家の剪定作業が半日ほど潰れたのは仕方ありませんがこれも楽しみの一つ。

 

お庭に、お茶の木など如何でしょうか、意外と手間も維持費もかからずオススメです。